電子竹林:Blog

はてなダイアリーより引っ越し済み、主に映画

「行きずりの街」

阪本順治監督、丸山昇一脚本、志水辰夫原作。丹波篠山の塾講師・波多野(仲村トオル)は、東京の専門学校に行った広瀬ゆかり(南沢奈央)に連絡が取れない事から12年ぶりに東京へ向かう。ゆかりのマンションを訪れた波多野は中込(窪塚洋介)たちに追われ、かつての職場だった敬愛女学園理事から波多野を追い出した理事の池辺(石橋蓮司)に再会、そして元妻・雅子(小西真奈美)のバーへ向かうが…。1992年「このミス」一位だけど原作未読。出だし30分ぐらいまで内容が見えずに謎だらけで展開させる、引きつけ方が上手い。塾講師だけどハードボイルドな主人公、そこが何ともかっこいい。ディティールは切り落とした荒っぽさは残るけど、スピード感も迫力もあってなかなか上手い。阪本順治は「座頭市 THE LAST」(id:zom-1:20100622#p1)とか酷かったけど、これは久しぶりに好きな阪本映画かも。

http://www.yukizuri.jp/