電子竹林:Blog

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「レオニー」- Leonie -

松井久子監督脚本、ドウス昌代原案。1901年NY、名門女子大を卒業の後に高校教師となったレオニー・ギルモア(エミリー・モーティマー)は、日本からやって来た野口米次郎(ヨネ・ノグチ/中村獅童)の詩の編集を始め、ヨネは文学で成功、やがて二人は惹かれあう。日露戦争の頃、ヨネは妊娠したレオニーを置き去りにし日本へ帰国してしまうが…。イサム・ノグチの母親レオニーの物語。映像は美しく、20世紀前半の時代の激動と、その中で日本と米国で生き抜いて行く女性の力強さが感動的。文化差と時代背景の描き方も上手く、米国人から見た日本文化の描き方もなんとも美しい。イサム・ノグチを知る人は、どう彫刻家になっていくのかが分かるのも面白い、大工の頭領とのエピソードなんかが好き。(ヨネが持ってた6穴システム手帳はまだこの時代にはないはず)

http://www.leoniethemovie.com/