電子竹林:Blog

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「太平洋の奇跡 - フォックスと呼ばれた男」

平山秀幸監督、西岡琢也脚本、ドン・ジョーンズ原作。太平洋戦争の末期の1944年6月。米軍はマリアナ諸島サイパン島に上陸、日本軍第43師団を潰滅させる。玉砕命令による攻撃から生き延びた歩兵第18連隊・大場栄陸軍大尉(竹野内豊)以下47名はタッポーチョ山に潜み抵抗を続ける。また日本留学の経験がある米国海兵隊のハーマン・ルイス大尉たちは、神出鬼没の部隊の指揮官を「フォックス」と呼ぶようになる…。ドン・ジョーンズの実録小説「タッポーチョ「敵ながら天晴」大場隊の勇戦512日」の映画化、未読。中高年に大人気で、かなり混んでいたが個人的にはまるで面白くなかった。大場大尉の行動を英雄として描こうとしているが、そこの所がまるで理解出来ない。壮絶だったはずのサイパンの戦いもあっさりと描き、妙に戦争美談にしようとしているのが気になる。唐沢寿明井上真央山田孝之中嶋朋子たちの役割も中途半端。

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