ウェス・アンダーソン監督。ロアルド・ダール原作「すばらしき父さん狐」。Mr.Fox(声:ジョージ・クルーニ)とMrs.Fox(声:メリル・ストリープ)、その息子アッシュ(声:ジェイソン・シュワルツマン)の家族。穴ぐらしに嫌気がさしたMr.Foxは丘の上の大木の家を購入し、やがて親戚のクリストファソンもやって来た。そしてその丘の反対側には意地の悪い三人の農場主ボギス、バンス、ビーンが住んでいた…。「ザ・ロイヤル・テネンバウムズ」や「ダージリン急行」(id:zom-1:20080328#p1)のウェス・アンダーソン監督がなぜかストプモーション・アニメ、という所がとても不思議。制作陣は今までと変わらず、アニメーション監督がマーク・グスタフソン、撮影監督がトリスタン・オリヴァー、人形製作がマッキノン・アンド・サンダース社(http://www.mackinnonandsaunders.com/)。全体にはそれなりに面白いし、原作のダールっぽい風刺も気がきいている。それぞれキャラクタの性格もちょっと面白い。でも人形は可愛くもないし、中途半端に人間っぽいのが変な感じ。子供向きのようには思えないけど、子供が観るとどうなんだろうか。
