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「これでいいのだ!! 映画★赤塚不二夫」

佐藤英明監督。1967年、小学館の入社式に少年サンデー「おそ松くん」で大人気の赤塚不二夫(浅野忠信)が登場、新入社員の初美(堀北真希)と出会う。少女マンガ希望の初美だったが「少年サンデー」に配属、赤塚の担当となる。そして「少年マガジン」では「天才バカボン」の連載が始まるが…。赤塚の担当だった武居俊樹による「赤塚不二夫のことを書いたのだ!!」を元にした映画 (実際の武居の入社は1966年)。映画にするにはかなり難しい内容だと思う。浅野忠信堀北真希はこれ以上はないと思うほど頑張っているけど、映画としては今一つ面白くない。中途半端にコメディにしようとしているけど、これならシリアスに描いた方が面白さが伝わってくるんじゃないかなあ。母親(いしだあゆみ)のエピソードとか、全体の中では違和感があるけどいいと思った。まあ、浅野忠信の全裸シーンが観たい人にはお勧め。赤塚不二夫の面白いのは60年代で終ってしまっていて、個人的には新鮮さを継続できなかった何かがあるんじゃないかと思うのだけどなあ。

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