マイケル・マドセン監督。フィンランド、オルキルオトの高レベル放射性廃棄物の永久地層処分場、オンカロ(隠された場所の意)のドキュメンタリー。2010年のパリ国際環境映画祭グランプリ、アムステルダム国際ドキュメンタリー映画祭最優秀グリーン・ドキュメンタリー賞、コペンハーゲン国際ドキュメンタリー映画祭有望監督賞、ノルディック・パノラマ最優秀ドキュメンタリー賞と話題になって、2月にBSで放送された時に観ている。人気が出ての緊急拡大公開なのでこの際、再見しておく事にする。基本的な印象は同じで、10万年後の人々にいかに危険を伝えるか、コミュニケーションの部分が一番興味深かった。ドキュメンタリーの構成自体がなかなか上手いと思う。内容的にはもちろん、原発のある国の人々にはみんなに観て欲しい内容。大きな画面で観た分、細かな映像の上手さは再確認出来た。
