電子竹林:Blog

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「ローマ法王の休日」- Habemus Papam -

ナンニ・モレッティ監督脚本。ローマ法王が死去しコンクラーベが開催。バチカンシスティーナ礼拝堂に集められた各国の司祭から選ばれたのは予想外のメルヴィル(ミシェル・ピッコリ)だった。あまりの重圧に逃走したメルヴィルだが…。なんと言っても設定自体が凄く面白いし、随所にちらばったユーモアも良い。バチカン内部での撮影は無理でも、かなり工夫してバチカンの映像を作っている(国立絵画館(バルベリーニ宮)とか)。バレーボール大会はマリオ・ジャコメッリの若き神学生たちを見るような楽しさ。しかし、ストーリになるとまるで駄目で、なんともヘンな展開のさせ方。ラストはかなり唖然。んー、もったいない映画だ。監督は前作「息子の部屋」と同じ精神科医役で登場。癌になった60歳近い割には、とっても若い。

http://romahouou.gaga.ne.jp