電子竹林:Blog

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「推理作家ポー 最期の5日間」- The Raven -

ジェームズ・マクティーグ監督。1949年ボルチモア、刑事エメット・フィールズ(ルーク・エヴァンス)は、母娘の惨殺死体のある密室殺人現場を検証し、ポーの作品にそっくりである事に気がつく。一方、酒に溺れるエドガー・アラン・ポー(ジョン・キューザック)は、ハミルトン大尉の娘で恋人エミリー(アリス・イヴ)との結婚を決意するが…。個人的にはまあまあ好きだけど、猟奇モノが苦手な人には辛いかもしれない(ディズニーには珍しい)。さらに実相寺を越えるほどに画面が暗く映画館で集中してやっと細部が分かる。家庭の画面で見るのは厳しそうだ。ポーを知らない人がどれだけ楽しめるのかちょっと分からない。知らなくても十分だと思うけど、知っているとニヤリと出来る。使われているのは「 早すぎた埋葬」、「落とし穴と振り子」「モルグ街の殺人」「赤き死の仮面(赤死病の仮面)」など。作品と内容はそのままだけど、人間関係などはほとんど創作。原題の「The Raven」はポーの「大鴉」の原題。

http://www.movies.co.jp/poe5days/