デヴィッド.O.ラッセル監督、マシュー・クイック原作。元高校教師のパット(ブラッドリー・クーパー)は暴行事件を起こし、躁鬱病のために入っていた精神病院からやっと退院.。ヨリを戻したい妻ニッキには接近禁止命令で近づけず、父(ロバート・デ・ニーロ)はレストラン開業のためにノミ屋で稼ごうとする。そして親友の紹介で、夫を亡くした近所に住むティファニー(ジェニファー・ローレンス)と知り合うが…。アカデミー賞31年ぶりの全演技部門ノミネート、という事で期待も大きかったがちょっと残念な印象。ダンスになってからの盛り上がりに欠けたのが勿体ない。出だしの所までは良かったのだけど。病院での友人ダニー(クリス・タッカー)も中途半端、ダンスに上手く絡んできたのはいいけど、なんともおざなりな扱いだった。最初はウディ・アレンっぽいシニカルな世界観かと思ったが、もうちょっとコメディ仕立てなのか。なんか中途半端でよく分からない映画だった。
