電子竹林:Blog

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「横道世之介」

沖田修一監督、吉田修一原作。80年代中頃、法政大学進学のために長崎から東京へ出てきた横道世之介(高良健吾)は、同じ経営学部の倉持(池松壮亮)、阿久津(朝倉あき)と共にサンバサークルに入部、やがて年上の千春(伊藤歩)に憧れ、加藤(綾野剛)と友達になり、そのダブルデートによりお嬢様育ちの祥子(吉高由里子)と付き合う事になるが…。原作未読。下手な監督が作ったらまったく平凡で詰まらない映画になりそうな所を、沖田修一の微妙なセンスによって上手く映画にしている。なんかもうちょっと物足りない感が残るのも沖田修一なんだけど。80年後半の時代感覚の細やかな表現はとてもいい。吉高由里子は今までで一番いい雰囲気を出していた。

http://yonosuke-movie.com/