ブライアン・シンガー監督。かつて地上で暴れた巨人たちは彼らを従わせる魔法の王冠により天空の世界に閉じ込められていた。そして魔法の王冠と豆は王家によって守られ年月が過ぎた。子供の頃から巨人のおとぎ話を聞いて育ったジャック(ニコラス・ホルト)は、叔父の馬を町へ売りに出掛け、イザベル姫(エレノア・トムリンソ)を助ける。イザベル姫はロデリック卿(スタンリー・トゥッチ)と結婚間近であったが、ロデリック卿は野望を持ち王冠と豆を盗み出していた…。童話「ジャックと豆の木」と民話「Jack The Giant Killer」を一緒にしたらしい。後者は1962年、「アルゴ探検隊の大冒険」の一年前に特撮満載の映画になっているが、雰囲気はちょっと違う。童話もブライアン・シンガーにかかるとこれほどになるのかとちょっと関心。子供向けではなく、大人のためのアクション+ファンタジーになっている。特に巨人との守城戦は迫力満点。適度な笑いの入れ方も上手い。ジャックと姫はちょっとパっとしない感じはするが。
