電子竹林:Blog

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「桜、ふたたびの加奈子」

栗村実監督、 新津きよみ原作「ふたたびの加奈子」。栃木県足利市、容子(広末涼子)とその夫の信樹(稲垣吾郎)は、小学校入学直前に娘の加奈子を事故で亡くす。精神のバランスを崩す容子は、逃げた愛犬のジローを追った先で妊娠中の高校生の正美(福田麻由子)、その恩師の砂織(吉岡麻由子)と出会う。そして容子は正美の子供が、加奈子の生まれ変わりだと信じるようになるが…。原作はハルキ・ホラー文庫、未読。原作とは映画のイメージは随分と違うみたい。シリアスなのか感動モノなのかホラーなのか方向性が見えない展開。繰り返し繰り返し登場する輪のイメージは輪廻の象徴だと思うと、まあ映画のテーマは想像出来ていくけど。最後の展開はなかなか面白いし、ラストの台詞も良い。「Little DJ」(id:zom-1:20071229#p1)ではいいキャラだった福田麻由子も、その後イマイチ平凡だったがこれはなかなか良かった。

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