マーク・フォースター監督、マックス・ブルックス原作。NY、元国連捜査官のジェリー(ブラッド・ピット)の一家の車が渋滞にはまっている時、謎のウィルスによる大パニックに巻き込まれる。世界中に広がる事態収束のためにジェリーはウィルス学者と共に韓国の米軍基地へ飛ぶ事になるが…。原作未読だけど、もっと詳細にゾンビ化後の世界が描かれていて面白いらしいが、映画は完全にエンターテイメント。韓国、イスラエル、英国へと世界中をスピード感をもって展開させる手法が今っぽくて面白い。それでも細部は結構粗くて、ジェリーがこんな任務を任される背景も曖昧だし、伏線っぽい家族もその後無関係だし、行き当たりばったりなラッキーマンにしか見えない。面白い所はCGIが作る迫力にだけ頼っている印象。
