電子竹林:Blog

はてなダイアリーより引っ越し済み、主に映画

「最愛の大地」- In the Land of Blood and Honey -

アンジェリーナ・ジョリー監督脚本。1992年、ボスニア・ヘルツェゴビナボスニア人の画家のアイラ(ジャーナ・マリアノヴィッチ)は、セルビア人の警官ダニエル(ゴラン・コスティッチ)と付き合っていたが紛争が激化。四ヶ月後、アイラは姉家族と引き離され収容所に送られるがそこで将校となったダニエル(ゴラン・コスティッチ)と再会する…。セルビア人の悪の面ばかりが強調しているのがバランスが悪い気がするが、戦争時における女性への迫害を告発するという意図は成功していると思う。全体に押さえたトーンはいいし、緊張感の出し方も上手い。人間関係の設定の仕方がドラマチック過ぎるかもしれないけど,映画としは悪くない。アンジー監督という色物っぽさのせいか、題材のせいか公開がマイナー過ぎるのはもったいない。

http://saiainodaichi.ayapro.ne.jp