J.J.エイブラムス監督、ジーン・ロッデンベリー原作。2259年、USSエンタープライズ号艦長カーク(クリス・パイン)と副長スポック(ザカリー・クイント)は未知の惑星の探索中に起きた巨大な地殻変動により艦隊ルールを破り、カークは船長を解任される。その頃、ロンドンの宇宙艦隊データ基地が何者かに爆破され、カークたちは容疑者(ベネディクト・カンバーバッチ)を追いクリンゴン帝国の本星クロノスへ向かうが…。前作(id:zom-1:20090529#p1)と同じ監督、俳優。全体には荒っぽい所はあるものの、結構面白い。やはりベネディクト・カンバーバッチを悪役に使ったのが成功のポイントだと思う。過去に使われたエピソードを使いながらも巧みに配役を入れ替えたりする演出が上手く、古いファンにも楽しめると思う。なにより、深い闇の力を持ったカーンの登場は一番良かった。この後はあるのだろうか、観てみたい気もする。
