デビッド・ベンド監督、デヴィット・ヴェント脚本、ティムール・ヴェルメシュ原作。1945年から2014年にタイムスリップしたナチス・ドイツの総統、アドルフ・ヒトラー(オリヴァー・マスッチ)はテレビ会社My TVをクビになったばかりのザヴァツキ(ファビアン・ブッシュ)により見出され、モノマネ芸人としてインターネットで人気となる。さらにトーク番組「クラス・アルター」により一躍有名人となるが…。原作未読。基本風刺のドラマなんだけど、面白くもあり恐ろしくもある。結局、現代においてヒトラーが一番知的で理性的というトコ、ドイツ民衆が愚かというのがなんとも興味深い。ここまで突っ込んでヒトラー・ネタで成功するというのは、歴史的かもしれない。日本でここまでの風刺の効いた物語、映画は作れそうもないのがなんとも残念。原作も絶対面白いだろう、これは。
