大友啓史監督、清水玲子原作。死者の脳から記憶を映像化するMRIスキャナーで捜査する第九こと科学警察研究所法医第九研究室、室長は薪剛(生田斗真)。第九に配属された青木(岡田将生)は、露口一家惨殺事件の犯人で死刑を執行された父親・浩一(椎名桔平)の脳をスキャンし、真犯人を知る。直後、行方不明になっていた長女の絹子(織田梨沙)が記憶喪失で発見されるが…。原作は最初のほうちょっとだけ読んでいるぐらい。出だしは良かったけど、後半になるに従って無理に映画の時間に詰め込んだ感じが出てきて話が散漫になる印象を受ける。全部詰め込むのはちょっと無理、もっと大胆なカットが必要だったかも。俳優陣みんなイマイチだが、特に難しい露口絹子役を初主演の女優にやらせるって無理があると思う。
