ジョン・ファヴロー監督、ラドヤード・キップリング原作。モーグリ(ニール・セティ)は幼い頃、インドのジャングルで両親をベンガルトラのシア・カーンに殺されるが、黒ヒョウのバギーラの計らいで狼のラクシャたちにより育てられる。人間を嫌うシア・カーンはモーグリを狙い、バギーラはモーグリを人間の村に返そうとするが…。ジャングルの中で動物がこれだけ自然に動けるCGI技術には驚嘆する、まったく見分けがつかない。溶け込み方が自然。1967年版ディズニーアニメ版と物語はほとんど同じだけど、シリアスな所がずっと多い。その割には平凡な印象を受ける。現代としてはエピソードが単純すぎだしテンポも遅すぎるのかな。熊のバルー、猿のキング・ルーイなどいいけど。赤い花のエピソードは印象的ではあるけど、全体の中では浮いてしまった感じは残る。
