ハンネス・ホルム監督、フレドリック・バックマン原作。スウェーデンの平凡な住宅地、妻を亡くし孤独な毎日を送り自殺を考える老人オーベ(ロルフ・ラスゴード)は、近所にパルバネ(バハー・パール)の一家が引っ越してきた事により心を開いていくが…。とてもエモーショナルな話。一直線でシンプルな話かと予想していたが、妻ソーニャ(イーダ・エングボル)との過去の話を交錯させながら引っ張っていき、最後の予想外の展開がとても上手い。驚くほどに心を揺さぶられる映画になっている。北欧発は最近いい映画が多い。イーダ・エングボルの明るい存在感は素晴らしいし、子供たちもかわいい。原作未読だが、これは読んでみたい。