電子竹林:Blog

はてなダイアリーより引っ越し済み、主に映画

「ゴースト・イン・ザ・シェル」-Ghost in the Shell-

ルパート・サンダース監督、士郎正宗原作「攻殻機動隊」。ハンカ・ロボティックス社により義体化の技術が確立された近未来、大事故にあった少佐(スカーレット・ヨハンソン)は脳とわずかな記憶を残して全身を義体化、公安9課のメンバーとして、バトー(ピルウ・アスベック)たちと共に荒巻(ビートたけし)の指揮でサイバーテロ事件のクゼ(マイケル・カルメン・ピット)を追うが…。光学迷彩、芸者ロボットなどなど、映像的には凝っているトコもあるものの、全体には色々なエピソードのツギハギ感が強く、物語の深みを失っているのが残念。そもそも設定の細部が色々抜け落ちていて、ハテナな部分が多い。街並みも「ブレードランナー」のパクリから抜け出ていない。ディティールのオリジナリティが低い。スカーレット・ヨハンソンの少佐は意外に良かったが、その他のはイマイチ。特にビートたけしの演技の酷さは全体を壊している。そもそもなぜ一人だけ日本語なのか。

http://ghostshell.jp/