熊澤尚人監督、沼田まほかる原作。カフェを経営する亮介(松坂桃李)は、余命わずかな父の書斎で”ユリゴコロ”と書かれたノートを見つける。そこには美紗子(吉高由里子)の殺人の記録、洋介(松山ケンイチ)との出会いが書かれていたが…。原作未読。ミステリー性としてなかなかいいし、テーマ的には深いものがあるけどちょっと救いがなさすぎる感じもする。親友・佐津川愛美の演技がリアルすぎて怖い。熊澤尚人も血だらけの映像を真っ正面から撮るからなんかイタイくて、正視するのが辛い。これって「鬼畜大宴会」の熊切和嘉だっけ、と途中で思ったけど、やっぱり「君に届け」(id:zom-1:20100930#p1) の熊澤尚人だよなあ、うーむ。
