電子竹林:Blog

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「ダウンサイズ」-Downsizing-

アレクサンダー・ペイン監督。ノルウェーの科学者によって人体縮小技術が発見される。10年後、ポール・サフラネック(マット・デイモン)は裕福な生活を求め妻オードリー(クリステン・ウィグ)と共にダウンサイズを決意。ダウンサイズされた街レジャーランドで、ポールは商売人のドゥシャン・ミルコヴィッチ(クリストフ・ワルツ)、ヨリス・コンラッド(ウド・キア) 、そして政治活動家ノク・ラン(ホン・チャウ)たちと出会うが…。設定はウルトラQ「1/8計画」みたいな軽いファンタジーな設定なんだけど「ネブラスカ」(id:zom-1:20140316#p1 )のアレクサンダー・ペイン監督、そんな訳ないじゃんと信じてた。中盤までは設定の展開、後半からの展開は素晴らしく良い。特にホン・チャウの存在が素晴らしく彼女の映画になっている。そこには今の社会や今後の世界に関する様々な問題が渾然と散りばめられ、それをポールという一人の男の視点から見ている。やはり監督を信じて良かった。

http://downsize.jp/