クリント・イーストウッド監督。アール・ストーン(クリント・イーストウッド)は、妻メアリー(ダイアン・ウィースト)や娘たち家族を顧みずに花の仕事一筋。90歳になったアールは仕事にも失敗し自宅を差し押さえられ、運び屋の仕事を始めるがそれはメキシコ麻薬カルテルのラトン(アンディ・ガルシア)の仕事だった。一方、シカゴへ異動したDEAのベイツ捜査官(ブラッドリー・クーパー)は大物の運び屋の足取りを追うが…。なんと言っても、イーストウッドの爺さんぶりがイイ。見た目ヨボヨボでラハラさせてくれるけど、芯がしっかりしている所がイイ。物語も見せ場をうまく作りながらテンポよく展開し、なかなかに引き込んでくれる。随所に入れてくる差別っぽいトコも爺さんっぽくて、逆説的な感じが面白い。最後はどうまとめるのかと思ったが...、まあ元の実話があるんだから地味なのはしょうがないか。
