水谷豊監督。大手建築会社に勤める宗方秀一(中山麻聖)は副社長の娘・早苗(小林涼子)との結婚も間近。そんな時に親友の輝(石田法嗣)との運転で事故を起こすが、現場から逃げ去ってしまう。一方、被害者の両親時山光央(水谷豊)と千鶴子(檀ふみ)は悲しみに暮れ、刑事の柳(岸部一徳)と森田(石田法嗣)は捜査にあたるが…。水谷豊が監督主演の第二作目、最初の「TAP THE LAST SHOW」よりはかなりマシ。でも演出は微妙だし、物語はなんか救いがない。中盤までは結構いいと思ったんだがなあ。ヘンに複雑にしているだけで、謎が解けてくると全体に無理感が出て来てしまって、最後までそんな感じ。加害者家族や被害者家族への取材など、社会性を出せる面もあるのに、その辺が薄いのも残念な印象。
