電子竹林:Blog

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「ガーンジー島の読書会の秘密」-The Guernsey Literary and Potato Peel Pie Society-

マイク・ニューウェル監督、メアリー・アン・シェイファー+アニー・バロウズ原作「ガーンジー島の読書会」。第2次世界大戦直後の1949年、人気作家のジュリエット・アシュトン(リリー・ジェームズ)はある偶然による手紙から、ナチスドイツ占領下で始まったガーンジー島での読書会について知る。ジュリエットは婚約者のマーク(グレン・パウエル)を置いてガーンジー島へ出かけ、読書会のドーシー(ミキール・ハースマン)、アメリア(ペネロープ・ウィルトン)たちと出会うが、なぜか創設者エリザベス(ジェシカ・ブラウン・フィンドレイ)は不在だった…。恋愛、ミステリー、歴史、本の雑学がうまい具合にミックスされ詰め込まれている感じ。それぞれが絡み合いながら、謎が解けラストへ収束していく感じが心地よい。終戦直後に生きる人たちの歴史的な感覚もいいし、ラストも上手い。島は観光地なのに綺麗な風景だけで宣伝要素が無いのは面白い。スタークが同性愛って話すは余計だな、まだ違法でアラン・チューリングが逮捕されたのは1952年。ともかくポテトピールパイは名前からしてまずそうで一度食べてみたい。

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