電子竹林:Blog

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「永遠の門 ゴッホの見た未来」-At Eternity's Gate-

ジュリアン・シュナーベル監督 。売れない画家フィンセント・ファン・ゴッホ(ウィレム・デフォー)は出会ったばかりのポール・ゴーギャン(オスカー・アイザック)の助言で南仏アルルにやってくるがトラブルな日々。やがて弟テオ(ルパート・フレンド)の手引きでゴーギャンもアルルを訪れるが…。ウィレム・デフォーゴッホぶりはなかなかの名演で見応えがある、ゴッホが乗り移ったよう。と思ったが動いているゴッホ見たいことないな。でもアップの時の筆の動きとかタッチがいい感じ。ジヌー夫人たちモデルの人々も絵の通りだなーという面白さはあるが、全体にはまあふつーの流れであんまり新鮮さはないかな。自殺じゃないとしてるのは近年の研究通りでよい。126年間間発見されなかった帳簿に描かれたスケッチ(出版は「フィンセント・ファン・ゴッホ 失われたアルルのスケッチブック」)はゴッホ美術館が贋作コメントを出して真贋不明確なままなのにそのまま使ってしまって、いかがなもんかなあ。話題としてはいいのだけど。あと手持ち映像多用はちょいヤな感じ。

https://gaga.ne.jp/gogh/