電子竹林:Blog

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「閉鎖病棟 それぞれの朝」

平山秀幸監督、帚木蓬生原作。長野県のある精神科病院、患者は死刑執行から生き延び陶芸を続ける秀丸(笑福亭鶴瓶)、幻聴で暴れて妹夫婦に強制入院させられたチュウさん(綾野剛)、嫌われもの重宗(渋川清彦)たち。そこに親の暴力により由紀(小松菜奈)が入院してくるが…。原作の「閉鎖病棟」を作読んでからもう20年か、かなり好きな本。原作の客観的に患者を突き放しながらも、非常に暖かい視点が映画には感じられいのがなんとも残念。無理に事件に焦点を当てて、患者の生活や心理には焦点を当ててないように見える。映像にするとナマナマしくなりすぎるのだろうか。平山秀幸、原作に惚れ込んだと言っているのに何やってんだ。ところで「楽園」 といい、綾野剛の演技はなんで前髪中心なんだろうか…。

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