山崎貴監督脚本、モンキー・パンチ原案。第二次世界大戦中、ナチスは莫大な宝のありかを隠した考古学者ブレッソンのブレッソン・ダイアリーを探し求めていた。十数年後、ブレッソンダイアリーを盗もうとするルパン三世(声:栗田貫一)、次元大介(小林清志)、石川五ェ門(声:浪川大輔)はそれに失敗、ルパンは銭形警部(山寺宏一)に逮捕される。しかし、ゲラルト(藤原竜也)とランベール博士(吉田鋼太郎)のために働くレティシア(広瀬すず)、峰不二子(沢城みゆき)が強奪に成功するが…。3DCGアニメではあるが、「ドラゴンクエスト ユア・ストーリー」みたいなゲームっぽいCG 。まあ、ちゃんと動いているけどCGを意識させないハリウッドのレベルとは随分と差があるかも。財宝と娘というカリオストロ的、ジブリ的な設定は平凡。展開も思った方にしか行かずに先が読めすぎ。そもそも、ブレッソン博士や宝などの背景が薄っぺらすぎる感じがする。舞台は1960年代というのが意外(カップヌードルが出てくるが提携だろう)。渋くハードボイルド、ダイナミックでケレン味がある「LUPIN THE IIIRD 血煙の石川五ェ門」 や「LUPIN THE IIIRD 峰不二子の嘘」の方がモンキー・パンチっぽいと思う。
