電子竹林:Blog

はてなダイアリーより引っ越し済み、主に映画

「チャンシルさんには福が多いね」-Lucky Chan-sil-

キム・チョヒ監督。映画プロデューサーのイ・チャンシル(カン・マルグム)は、支えてきたチ監督(ソ・ソンウォン)の急死で失業、郊外のポクシル(ユン・ヨジュン)の家に引っ越し、女優のソフィー(ユン・スンア)の家政婦をする事になる。そしてソフィーのフランス語家庭教師キム・ヨン(ぺ・ユラム)と出会い、またレスリー・チャン(キム・ヨンミン)の亡霊に会うが…。ホン・サンス監督のプロデューサー、キム・チョヒによる初監督作品。ほんとのプロデューサーが作るだけあって、仕事内容や職を失った時などなど、自虐的だけどリアル感が強い。映画の世界の舞台裏としても面白く、映画愛も強い。小津安二郎クリストファー・ノーランでの映画対決の話とか面白い。キム・ヨンミンは「愛の不時着」人気だけの主演と思ったが、アクセントとしてはいい。ユン・ヨジュンもいい味だしてる。思ったよりオフビート感は少ないのは残念かなあ。韓国映画としては珍しいスタイルな気がした。

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