電子竹林:Blog

はてなダイアリーより引っ越し済み、主に映画

「アイの歌声を聴かせて」

吉浦康裕監督原作。星間エレクトロニクスの街、景部高等学校に通うサトミ(声:福原遥)、その母ミツコは星間の開発者。ある時、ミツコが手がける試験中のAIロボット・シオン(土屋太鳳) を、実験のために極秘にサトミのクラスに転校させる。シオンは学校の人気者になるが、サトミ、電子工作部員・トウマ(声:工藤阿須加)、ゴっちゃん(声:興津和幸)、アヤ(声:小松未可子)、柔道部のサンダー(声:日野聡)たちにシオンの正体がバレてしまうが…。「イヴの時間」の吉浦康裕が監督と原作。イヴみたいにAIが一般化してない時代、高校が舞台。物語の大筋自体は嫌いじゃないけど、演出的にはちょっと古臭さを感じるところが多い。能天気で、結末も平凡。「ぼくらの七日間戦争」みたいな子供っぽい感じ。トウマの過去とシオンの絡みはちょっと面白いと思ったが、ファンタジーになってしまっている。土屋太鳳の声は不自然でも物語的にはいいのだけど、なんか気に触る感じがするのはなぜ。

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