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「モガディシュ 脱出までの14日間」-Escape from Mogadishu-

リュ・スンワン監督。1990年、韓国は国連への加盟を目指しアフリカ諸国でロビー活動を展開。一方、北朝鮮もアフリカとの外交を始めていた。その頃、ソマリアで内戦が勃発。ソマリアの韓国大使ハン・シンソン(キム・ユンソク)、その参事官カン・テジン(チョ・インソン)、大使夫人・ミョンヒ(キム・ソジン)は国外脱出を目指しながら籠城を続ける。また、北朝鮮大使リム・ヨンス(ホ・ジュノ)、参事官テ・ジュンギ(ク・ギョファン)と家族たちは逃げ延び、韓国大使館に助けを求めるが…。2021年青龍映画賞で作品賞、監督賞ほか5部門を受賞、韓国で大ヒット。「ベルリン・ファイル」の監督で、海外での南北朝戦の対決と交流ってとこは同じ構図な映画。ただ、あそこまでは繊細でいい展開でもなかった、でもまあまあかな。1988年ソウル五輪が成功し、世界に出ていく時代感覚は今見るとなかなか面白いかも。しかし、南北で友情は生まれるが、その気持ちはじっと隠して静かに別れる、ってラストは南北ものの定番だなあ。ちょっと使いすぎという気もする。

https://mogadishu-movie.com/