電子竹林:Blog

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「仕掛人・藤枝梅安2」

河毛俊作監督、池波正太郎原作。仕掛人藤枝梅安(豊川悦司)と彦次郎(片岡愛之助)が京へ向かう道中、彦次郎は過去に恨みのある男の顔を見る。京で梅安は、蔦の白子屋菊右衛門(石橋蓮司)から狼藉を続ける井坂惣市(椎名桔平)の仕掛けを頼まれ、また浪人の井上半十郎(佐藤浩市)を見かけるが…。前作「仕掛人・藤枝梅安」 はけっこう好きで、今回もまあ同じレベルは維持している。池波正太郎の映像化としては、落ち着いたトーンとしっとりとした展開で、かなり好み。今回は上方に舞台を移して、梅安、彦次郎の過去を明かしながら興味をひきつけ、展開もテンポよい。井坂惣市と井上半十郎と、二段階でラストに持っていくところは、もたついた感じがあるがまあしょうがないが。この作りで、鬼平犯科帳もやる気かもなあ。まあ、それはそれで楽しみではあるが。

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