電子竹林:Blog

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「リバー、流れないでよ」

山口淳太監督。京都・貴船、老舗料理旅館ふじやの中居ミコト(藤谷理子)は、別館裏の貴船川のほとりにたたずんでいたが、女将のキミ(本上まなみ)に呼ばれ番頭(永野宗典)と片付けを始めるが、2分後にまた貴船川にのほとりにたたずんでいた。ミコトだけでなく、番頭、キミ、宿泊客の作家オバタ(近藤芳正)たち全員が同じ2分間をループしていることが分かるが…。上田誠ヨーロッパ企画、「ドロステのはてで僕ら」に続くオリジナル長編の第二作。タイムループもの。2分間っていうと「ドロステ…」と同じだけど、あの超絶な撮影に比べると随分とヌルい感じがする。まあコロナ下で大変だっただろうけど、貴船の旅館という狭い範囲を使ってこじんまり撮るという企画は賢い。まあ、そこそこ面白いが個人的には「ドロステ…」の方がずっと好きだなあ。微妙に消化できてないネタ(タクシーとか、熱燗とか)は気になる。天候の違いを、一言で片付けるのは潔いと思ったけど^^。あとヒサメ(久保史緒里)の存在は、ネタが早くバレすぎな気がした。

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