ルーカス・ドン監督。レオ(エデン・ダンブリン)は、花農家の息子レミ(グスタフ・ドゥ・ワエル)と兄弟のように育ち、いつも二人でいた。13歳になった二人は同じ中学校に入学するが、二人の仲を同級生にからかわれ、レオは態度を変えていく…。「Girl ガール」のカメラドールに続いて、2022年カンヌのグランプリ。とてもシンプルな話だけどそれを丁寧に丁寧に繰り返す、自然な映像で心情を物語っている。子供の自然な撮り方は、是枝裕和を連想させる。監督のいう"親密な友情"というのも「怪物」を想いださせる。12歳というと「大人は判ってくれない」と同じ年なんだな。レオ(エデン・ダンブリン)は、ヌーヴェルヴァーグのショートカットの女優、ジーン・セバーグみたいな表情を出すのが印象的。あのセシルカットみたいな髪型はワザとなのか？
