永江二朗監督。大学に通う桜(伊原六花)と聡(藤原大祐)、幼馴染の希美(秋田汐梨)は島にある旅館のリゾートバイトを始める。三人はバイトを楽しんでいたが、ある夜、希美は女将の真樹子(佐伯日菜子)の奇妙な行動を目撃する。また、従業員の岩崎(松浦祐也)が秘密の扉を探す肝試しを提案してくるが…。ネット都市伝説の映画化はうんざり感あるのだけど、「きさらぎ駅」がまあまあよかったから観てみた。しかし、なんかチープだし、全体には古臭い演出。物語は平坦で間延びしている。「きさらぎ駅」はヘンな展開に悪夢のようなリアルさがあったが、今回はいかにも作られた物語っぽくて全体に冴えない感じ。佐々木六朗(梶原善)はヘンな絡み方するなあと思ったけど、上手くオチにつながっていた。オチはまあまあ面白いけど、そこだけだったなあ。佐伯日菜子はホラーっぽくて最初っから怖い、まあ「毎日が夏休み」の少女のころから怖いか。
