電子竹林:Blog

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「デシベル」-Decibel-

ファン・イノ監督。カン・ドヨン(キム・レウォン)は潜水艦の海軍副長であったが、事故をきっかけに引退し釜山で暮らしていた。ある時、ドヨンのもとに爆破予告の電話があるが、それは周囲の騒音が制限を超えると時間が半減するというものだった。爆破を阻止しようとするドヨンは、サッカースタジアムで会った記者のオ・デオ(チョン・サンフン)と行動を共にすることになるが…。「スピード」的なアクションものを期待してたら、もっと複雑な内容。過去の潜水艦の事件の恨みがドロドロしている。なんかドロドロしすぎで、アクションはまったく面白みがない。なんでこんなになっちゃんだろうと悩んだ。そもそも、具体的な恨みの割には無差別殺人、テロに近い犯人の心理が分からない。騒音で時間半分、というのは潜水艦の事件との関係だが、よく考えると意味が関係がないような。音を使っているのはソナーマンからの関連だろうが、この辺にも納得性がない。騒音で爆破というと、1975年「動脈列島」を連想するが、あっちの方が公害という背景の納得性はあった。あとでこの映画をRotten Tomatoみたら100% !!、なんでだー!?

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