電子竹林:Blog

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「法廷遊戯」

深川栄洋監督、松田沙也脚本、五十嵐律人原作。ロースクールに通う幼馴染のセイギ(永瀬廉)と美鈴(杉咲花)、馨(北村匠海)たち学生は模擬栽培・無辜(むこ)ゲームに興じていた。卒業後、弁護士になったセイギは、馨からの無辜ゲームの誘いを受け出かけるが、そこには血の付いたナイフをもった美鈴がいた…。原作は第62回メフィスト賞、未読。弁護士・五十嵐律人による原作だけあって法律に対する姿勢、法廷シーンはかなり面白い。裁かれる事件、さらに背景の事件、過去の人間関係などなども複雑に絡み合い、考えられている。でも、ちょっと映画的には盛り上がりに欠けるかなあ。これだと映画にする意味はあまりない。あと、最後はみんなモヤモヤすると思うが、そういう考えさせる話ではある。教授の柄本明、弁護士の生瀬勝久、馨の父が筒井道隆、何でも屋が大森南朋と、脇役はそれぞれが出番少ないが印象的。それに比べてメインの北村匠海杉咲花はまあまあにしても、永瀬廉は冴えない感じ。

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