クリス・バック監督。アーシャ(声:アリアナ・デボーズ)は、どんな夢でもかなうロサス王国の城で働いていたが、魔法を使い国を治めるマグニフィコ王(声:クリス・パイン)の秘密を知ってしまう。そして、願い星のスター、ヤギのバレンティノ(声:アラン・テュディック)とともに人々の願いを取り戻そうとするが…。ディズニー創立100周年記念なんだが、かなり残念な出来上がり。絵はまあまあ綺麗だし動いているが、物語は大人には単純すぎ。子供にもウケる要素はない気がするが、どうなんだろ。曲も面白みはないな。スタッフは一流が集まってるのに、どうしてこうなってしまったんだか。アニメの語源、ラテン語のアニマ、そして"生命を吹き込む"という英動詞のアニメート、ネズミやアヒルに命を吹き込み動かす面白さは100年前にあったのに、人間を動かすのにアニメを使う必要もないのだが。過去作へのオマージュは山のようにあるが(友人たち7人とか）、そこはまるでウチワ受け、自己満足しか感じられない。
