百瀬義行監督、A.F.ハロルド原作「ぼくが消えないうちに(The Imaginary)」。ラジャー(声:寺田心)は、少女アマンダ(声:鈴木梨央)の想像により生まれたイマジナリーフレンド、彼女以外の人間には見えない。ある時、謎の男ミスター・バンティング(声:イッセー尾形)が現れ、またラジャーは犬のジンザン(声:山田孝之)に導かれイマジナリの町にたどり着き、エミリ(声:仲里依紗)たちと出会うが…。「メアリと魔女の花」以来のスタジオポノックの長編映画。原作未読だが、かなり内容違っている気がする。「トイストーリー」みたいな側から描く物語で、ラジャーの意思は明確なんだが物語の展開がそれにうまく乗ってこない。色々とエピソードは出てくるが平凡だし、脇役も多い割にはそれぞれの背景はかなり薄い。「メアリと魔女の花」の方がよくできてたなという印象。絵はジブリそのものだが、古臭い感じ。