電子竹林:Blog

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「デイライト」- Daylight - 96/12/23

ロブ・コーエン監督。N.Y.の海底トンネル事故からの生還を描く。主演はシルベスター・スタローン。パニック映画の分野だけに、「ポセイドン・アドベンチャー」を意識し過ぎているような気がする。生存者の人間ドラマを描きたかったのだろうけど、人間のポイントが不明確だった。バラバラだった意識が、あるエピソードで団結する所なんか、もうちょっとうまくやってもよかったのに。「ポセイドン…」が船尾という方向性をもって進んでいたのに対して、生還への行動も場当たり的なのが気になる。ラストの助かり方に至っては、あれじゃ「ルパン三世」じゃないかと思った(^^;)。事故のシーンは実に迫力がありました。ID4よりもよかった。今でも、パニック映画で「ポセイドン…」の素潜りおばさんを上回るエピソードは無いなあ。ところで、トンネルの入口の上にあった像って何の神様?海底トンネルだからポセイドンかと思ったけど、顔もちょっと違うような気がする…。