電子竹林:Blog

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「夢街道アジア」

日比野宏 講談社文庫。「アジア亜細亜無限回廊」「アジア亜細亜夢のあとさき」の日比野宏の、同じアジア本。プノンペンでのカンボジアのクーデターから、サイゴンへ脱出。テンポと緊張感がある展開が、前作とはちょっと違った雰囲気。でも、日比野宏の面白さは、現地の人々とのコミュニケーションの現実感。この本でも、後半ではそんな所が面白い。特に女性との話題が面白い。アオザイ・バーの女、バリのクリスティーヌ、ベトナム航空のスチュワーデス、それぞれのエピソードが印象的。写真も写っているのは女性ばかりで、それぞれアジア的な雰囲気がいい。