電子竹林:Blog

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「SFサムライフィクション」☆

中野裕之監督・製作、斎藤ひろし脚本。布袋虎秦、風間杜夫吹越満緒川たまき夏木マリ藤井フミヤ谷啓。面白かった。白黒映画、部部的にカラー映画、オープニングの殺陣がかっこいい。ここでゾクゾクきて、完全に映画の中に引きずり込まれた。布袋虎秦の正体不明な雰囲気、ぼくとつで生真面目な風間杜夫、主人公のはずだけどどう見ても道化役の長島藩士・犬飼平四郎役の吹越満、それぞれの役者がいい、その絡め方も見事。ちょっと黒澤明の「椿三十朗」「用心棒」を連想させるストーリ展開。殺陣も最高とは言えないけど、最近ではかなり満足がいくレベル。中野裕之がこんな映画を作れるとは、ちょっとびっくりしました。夏木マリの登場シーン、あのキセルのくわえ方にはクラクラきました(^^;)。おまけに、谷啓の芸達者は実に見事です。