電子竹林:Blog

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「ライフ・イズ・ビューティフル」 - La Vita e Bella - ☆

ロベルト・ベニ-ニ脚本、監督、主演、ニコレッタ・ブラスキ、G・カンタリーニ。 第二次世界大戦前1939年のイタリア、ユダヤ人の主人公グイド(ロベルト・ベニーニ)が教師の妻と知り合う所から物語は始まる。子供が生まれ、やがて第二次世界対戦が起こり、ユダヤ人の彼は収容所に送り込まれる。幼い子供をホロコーストの恐怖から守るためにグイドは力を尽くす。第71回アカデミー賞3部門、外国語映画賞、主演男優賞、作曲賞(ドラマ部門)を受賞。文句無く面白かった。監督、脚本、主演のロベルト・ベニ-ニの多才振りには驚かされる。十分に笑わせながら、ファシスト批判や人種差別批判を盛り込んでいく。サービス精神と、多才ぶり、おどけた顔の下に強い精神を持っている所はチャップリンを思い出させる。イタリア映画とは思えない、コメディ、恋愛物語、戦争、親子愛と、ハリウッド的な盛り沢山の展開。最後は悲しいけど、ハッピーエンドな所が素晴らしい。荒削りな面もあるけど、文句なくよい映画。