電子竹林:Blog

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「ワールド・イズ・ノット・イナフ」- World is not Enough -

マイケル・アプテッド監督、ピアース・ブロスナンソフィー・マルソーロバート・カーライルデニース・リチャーズロビー・コルトレーンジュディ・デンチ、デズモンド・リューウェリン、ジョン・クリース。007シリーズ第19作目。ピアース・ブロスナンジェームズ・ボンドも見慣れてきた感じ。ボンドが護衛するのは、ロシアから中近東をまたぎヨーロッパにつながる石油パイプラインに取り組むエレクトラ(ソフィー・マルソー)。敵は元KGB、脳に受けた銃弾により傷みを感じないテロリストのレナード(ロバート・カーライル)。やはり、今回の007がイマイチと感じるのは、この敵役の印象の弱さじゃないだろうか。痛みを感じないという設定がほとんど活かされてないし、そもそも活躍の場面が少ないし。ロバート・カーライルは旬な役者ではあるけど、使い方が悪い。冒頭のテムズ川のジェットボートのチェイスなど、アクションは面白いけど、今回はちょっとノレなかった。007シリーズ全作に出演し、これが遺作となったQ(デズモンド・リューウェリン)の引退を匂わせる場面は涙モノ。