電子竹林:Blog

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「ポップ1280」- Pop.1280 - Jim Thompson

ジム・トンプスン 三川基好訳 扶桑社「このミステリーがすごい20001」海外編の一位なので読む。ジム・トンプスンは「内なる殺人者」、「残酷な夜」と三冊目だけど、どうも、ワンパターンな気がしてきた。舞台は米国南部ポッツヴィルという人口1280人(Pop.1280)の街。保安官のニック・コーリー、口うるさい妻マイラ、間抜けで覗き好きのその弟レーニー、昔の婚約者エイミー、愛人ローズ、売春宿のヒモのカーリーとムース…登場人物はろくでもない奴らばかりで、保安官が主人公の暗黒小説。そして、なんとも唐突な終わり方には驚き。