電子竹林:Blog

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「大河の一滴」

神山征二郎監督、新藤兼人脚本、五木寛之原作原案、安田成美、安田成美、安田成美、セルゲイ・ナカリャコフ三國連太郎倍賞美津子。小椋雪子(安田成美)は、ロシアの旅行ツアーのガイドだったニコライ(セルゲイ・ナカリャコフ)が来日しトランペットのオーデションをするのを助ける。ある日、金沢で特定郵便局を営む雪子の父伸一郎(三國連太郎)が倒れる…。原作はそれなりに面白かったけど、原案というか、実際ほとんど関係ない気がする。新藤兼人の脚本は何とも古くさく、エピソードはバラバラ。幼なじみの郵便局員昌治(渡部篤郎)も、なんか意味の無い存在だし、全体的にまるで筋が通った所が感じられない。ストーリとはあまり関係ないのだけど、主人公の家が高祖憲治衆議院議員の選挙違反事件で話題になっている特定郵便局で、世襲が当然のごとく話されているので、そーいうモンなのかと改めて思った。