電子竹林:Blog

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「ギャング・オブ・ニューヨーク」- Gangs of New York -

 マーティン・スコセッシ監督、レオナルド・ディカプリオ、ダニエル・デイ=ルイス、キャメロン・ディアス

 1846年、ニューヨークのスラム地帯、イースト・リバーのファイブ・ポインツ。ビル・ザ・ブッチャー(ダニエル・デイ=ルイス)率いるアングロ・サクソン系ギャング団ネイティヴス、それに対立するアイルランド移民のヴァロン神父(リーアム・ニーソン)はビルに殺される。ヴァロン神父の息子アムステルダム(レオナルド・ディカプリオ)はビルへの復讐を誓う…。

 なかなか面白かった。ダニエル・デイ=ルイスの印象強さには、ディカプリオは影が薄い。

 チネチッタに再現された19世紀のニューヨークの町並みが見事。埃っぽくて、薄暗く、薄汚れた雰囲気がなんとも上手い。150年程前、ニューヨークを舞台に米国人であるはずの移民同士が争っていたという事実を今描き出すスコセッシには関心する。最期のまとめ方はドタパタしていてイマイチな感じ。

http://www.gony.jp/