電子竹林:Blog

はてなダイアリーより引っ越し済み、主に映画

「地球の掟~文明と環境のバランスを求めて」

 - Earth in the Balance:Ecology and the Human Spirit - Senator Al Gore

アル・ゴア。映画「不都合な真実」(id:zom-1:20070131#p1)の基礎になっているような本。上院議員時代の1989年、6歳の息子の交通事故の看病の間に書いた本で当時ベストセラー。内容的には今でも色あせていない。気候変動、地球温暖化とCO2、水システム、絶滅する種、ゴミ問題、政治と環境、エコノミックス(生態経済学)、技術偏重などなど。中盤の倫理的な部分ではちょっと説教臭い気もする。行動計画として次の5点、1)世界人口の安定、2)環境にやさしい技術開発技術移転、3)環境への影響を評価する経済的ルール、4)新しい国際協定、5)地球に関する教育プログラム。(memo:ガンジー"我々はこの世で見たいと願っている変化、そのものでなければならない")(memo:20世紀の劇的変化=人口爆発と技術革新)(memo:アメリカ合衆国は地球表面積の3%)(memo:1985年発展途上国から先進国に流れた現金の方が多い=病人から健康者への輸血)(memo:数学者コリン・クラーク"我々が経済成長だと思い込んでいるものの多くは、実際には自然資本の現象を計算に入れなかったことによる幻想なのかもしれない")(memo:NIMBY現象=ウチの裏庭にはダメ!=Not In My Back-Yard)

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