ザック・スナイダー監督脚本、フランク・ミラーの同名コミックが原作。紀元前480年、スパルタ王レオニダス(ジェラルド・バトラー)はペルシャ帝国クセルクセス一世(ロドリコ・サントロ)の遣いを葬り、オラクルの信託も無視、300人の精鋭を率いてペルシャ軍100万の軍勢に立ち向かう…。へロドトス「歴史」にもあるペルシャ戦争の「テルモピュライの戦い」が舞台。三日間の戦いだけで2時間保たせられるのかという不安はあったが、血まみれの戦闘に免疫があれば迫力あるし、テンポも悪くない。微妙にペルシャが間抜けなのはヘロドトス的悪意かイラン敵視か。原作と監督脚本のコンビは「シン・シティ」と同じ。特有の映像表現はより洗練されている印象。
