電子竹林:Blog

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「サウスバウンド」

森田芳光監督脚本、奥田英郎原作。東京浅草、小学6年生の上原次郎(田辺修斗)の一家は両親と姉、妹の5人家族。父の一郎(豊川悦司)は元過激派の闘士、喫茶店を経営する母のさくら(天海祐希)もその同士。ある日、次郎の友達がカツという中学生に脅されるが…。原作(id:zom-1:20060505#p5)は奥田英郎の中でも一番面白くて好きだったんだけど、映画は監督が手なりで作っている印象。「椿三十郎」との連投のせい?(また豊川悦司角川映画)。詰まらなくはないが原作の味は出ていない。ほぼ原作のペース通りに進行するが、かなりボリュームがあるので無理がある。上巻はもっと切って西表島を中心にすれば良かったのに。豊川悦司はどうしても闘士には見えないが天海祐希は悪くない。

http://southbound-movie.com/cast.html